消防団が大健闘の「千葉市消防団操法大会」
地域の防災活動の〝強い味方〟消防団が、小型ポンプを使い放水技術を競い合う「第58回千葉市消防団消防操法大会」が、6月12日に千葉区役所市民駐車場で行われました。幕張西地区から出場した「美浜区方面隊18分団3部」は、出場19チームの中で優勝こそ逃したものの「敢闘賞」を獲得する大健闘振りを見せてくれました。
動画01
https://www.youtube.com/watch?v=f3uVsGiEjNY&feature=youtu.be
動画02
https://www.youtube.com/watch?v=cgssMDc-TL8&feature=youtu.be
朝8時、会場内は市内各方面隊のテントが張り巡らされ、消防団の制服を着た団員の皆さんでいっぱいです。会場横の空き地では、各方面隊が演技の練習に余念がありません。
大会副委員長の渡辺さんに、消防団の意義についてお聞きしました。
「良く言われますが、災害に対して日頃〝自助〟の気持ちをどう持つのか、そのために町内会や自主防災会と連携して活動していくのが消防団活動と考えています。活動を充実させるためには、住民の皆さんにより消防団への理解をいただき、団員の加入・促進を図ることが大切と思います」。消防団は、自治体消防が確立した昭和23年にスタートしたとのこと、知識のないリポーターは恥ずかしい限りです。
開会式が始まりました。1チーム5名の出場者が制服に白ヘルメットという凛々しさで整列、前回大会で優勝した我らの「18分団3部」から、原・大会会長に優勝旗が返還されました。原会長は挨拶で、過日の「熊本大地震」の際、消防団がどれだけ献身的に活動したかを紹介され、自然災害の際の消防団の対応の重要性を指摘されました。
9時から競技が開始されました。内容は、1チーム5名が協力し合い、60メートル以上離れた標的に、3分割されたホースを繋げ放水するもので、①放水開始から標的を落とす時間 ②参加各人の技術と規律性 ③チーム全体の調和を得点にして競います。
我が18分団の出番は5番目、藤原さんを指揮者に、中屋、星野、畠中、時田の皆さんの演技です。見ている方も緊張しますが、素人目でみても余裕を感じさせるほど見事な演技で、隣のテントから「あの指揮者、見事だな~」という声が聞こえました。
10チーム終わって休憩をとり、後半の開始は10時45分。各チームの演技を〝審査〟する14人の役員さんの、一糸乱れない動きには感心するばかりです。正午過ぎ、全19チームの競技が終わり、女性団員によるデモンストレーションをみてから閉会式。審査の結果は大会開始前から優勝の呼び声の高かった「生実」(おゆみ)が優勝となりました。とは言え、美浜区内の地域消防団としてただ1チーム出場した「18分団3部」の健闘ぶりには大きな拍手が湧きました。
人災、天災にかかわらず、消防団活動は大切だな―。そのために、18歳以上の男女を問わない団員の加入促進と、装備の充実が大切なことだと競技を観ながら教えてもらいました。合わせて、出場全団員のピシッと統制のとれた動きに、当日の暑さを忘れて日頃の錬磨に心から拍手を送った「操法大会」でした。 (邉 記)
昨年の優勝旗は無事返還しました。
次にいつまた戻るか解らないので昨年の優勝メンバーとともに紹介しておきます。